法と正義の資料館

展示紹介

法と正義の資料館とは

「法と正義の資料館」は、基本的人権の擁護や正義の実現のために歴史上枢要な役割を果たした法曹その他の偉人の業績を広く顕彰することにより、教育にも資することを目的とした資料館です。

館内MAP

館内MAP

展示のご案内

中央廊下グラフィック

法と正義の資料館と大学史資料館の2つの資料館は、中央廊下で左右に分かれています。法と正義の資料館が青色、大学史資料館が赤色をメインカラーにしており、中央廊下にはそれぞれを代表するグラフィックを設えました。多彩なグラフィックが、常設展示室、企画展示室へと誘います。

常設展のご案内

1章 正義の女神
Lady Justice
2章 正義の実践としての人権
Human rigghts as examples of practice(action)of the justice
3章 正義の探求者たち
Seekers of Justice
4章 現代社会の諸問題
Issues Surrounding Today’s Society
5章 法と正義の実践者たち
Practitioners of law and justice
映像コーナー

企画展のご案内

第1回企画展示「医学者証言を覆せ 弁護士松波淳一の闘い」


展示タイトル

法と正義の資料館第1回企画展示「医学者証言を覆せ 弁護士松波淳一の闘い」

展示内容

1960年代、高度経済成長期の日本では、各地で公害が頻発していました。熊本の水俣湾沿岸域、新潟の阿賀野川流域、富山の神通川流域、三重の四日市などで数多くの被害者が出ました。しかし、こうした被害者たちの救済を国が積極的に行うことはなく、むしろ「政・財・官・学が一体となって加害者に手を貸してきている」という状況すらありました。
この状況下で被害者たちの権利のための訴訟を支援し、救済を求めて法廷で闘ったのが松波淳一弁護士をはじめとする若き弁護士たちです。
松波淳一弁護士は、富山県氷見市に生まれ、郵便局で働きながら中央大学法学部夜間部に学び、司法試験に合格した努力の人です。公害裁判では、医学的問題を徹底的に研究し、新たに得た医学知識で専門家を相手に堂々とした反対尋問を展開しました。
本展では、松波淳一弁護士が、弁護士になるまでの「立志編」、公害裁判に立ち向かった「弁護士奮闘編」、後進へ知識・経験を伝える「執筆編」の3つのテーマを設け、関係資料から彼の活躍を振り返ります。

会期

2024年4月1日(月)~2025年3月31日(月) 日曜・祝日休館

*ご来館の際は、開館カレンダーから最新の開館スケジュールをご確認ください

開館時間

10:00~17:00 入館は16:30まで

会場

中央大学多摩キャンパス「炎の塔」2階 法と正義の資料館企画展示室

入館料

無料