商学部

「Jリーグ・ビジネス論Ⅰ(明治安田寄付講座)」に、栃木SC 代表取締役社長の橋本大輔氏が登壇しました

商学部『スポーツ・ビジネス・プログラム』の科目の一つである「Jリーグ・ビジネス論Ⅰ(明治安田寄付講座:担当教員 渡辺岳夫)」に、5月30日(木)、栃木SCの代表取締役社長の橋本大輔氏が登壇しました。


Jリーグビジネス論は、主としてJリーグの各クラブの経営者・経営管理者が講師として登壇して、地域特性、スポンサー特性、スタジアム特性、サポーター特性を踏まえて、どのようなクラブ経営を行っているのかをご講義いただいています。

 5月30日(木)の授業では、最初にクラブの概要、続いて地域特性、スタジアム特性、スポンサー特性、そしてサポーター特性に踏まえて行われているクラブ経営の実践についてお話しいただいた。
 最初にクラブ概要として、2012年に良い選手を獲得したことに伴う人件費増大を主因とする債務超過の危機があったこと、しかし、良い選手を獲得したからこそJ1を狙える可能性を地元に示すことができたこと等によって、地元の方たちが動き、J1基準をクリアするスタジアムを建設できることになったと説明され、クラブの歴史は時系列で見ないと分からないことが多いと説明された。さらに、2016年に栃木SCがJ3に陥落したことをきっかけに、橋本氏が社長になってからの取り組みとして、多くのステークホルダーが腹落ちする「Keep Moving Forward(前に進み続ける)」クラブのフィロソフィーを考案したことを中心にお話しいただいた。次に、地域特性を踏まえての実践として、ホームタウン活動を中心にお話しいただき、スタジアム特性としては、サッカー専用スタジアムであるグリーンスタジアムと、陸上競技場であるカンセキスタジアムを併用していることで生じる様々な課題点を中心に説明があった。
 最後に、栃木SCの予算規模での経営方法を探り続けている、同じやり方をしていたら、予算規模が大きいところに勝てないので、様々な工夫をされているとのことでした。しかし、今後は良い選手を獲得するためにも、練習環境整備(トップ、育成)をしたり、予算規模拡大も目指していくことが必要だと説明された。

関連リンク

中央大学商学部「プログラム科目」(中央大学公式Webサイト)

 ▷「スポーツ・ビジネス・プログラム」Webページ
 https://www.chuo-u.ac.jp/academics/faculties/commerce/point/program/program_01/