商学部

「Jリーグ・ビジネス論Ⅰ(明治安田寄付講座)」に、川崎フロンターレの星見洋介氏と岡本健吾氏が登壇しました

商学部『スポーツ・ビジネス・プログラム』の科目の一つである「Jリーグ・ビジネス論Ⅰ(明治安田寄付講座:担当教員 渡辺岳夫)」に、6月20日(木)、川崎フロンターレのフットボール事業統括部フロンタウン部部長の星見洋介氏と広報部マネジャーの岡本健吾氏が登壇しました。


Jリーグビジネス論は、主としてJリーグの各クラブの経営者・経営管理者が講師として登壇して、地域特性、スポンサー特性、スタジアム特性、サポーター特性を踏まえて、どのようなクラブ経営を行っているのかをご講義いただいています。

 6月20日の授業では、まずは動画を通じて、川崎フロンターレとはどのようなクラブなのかについて概略をご説明いただきました。
 最初にフロンタウン部の責任者の星見氏からフロンタウン構想をご説明いただきました。同部はフロンタウン生田、フロンタウンさぎぬま、富士見公園再編整備事業、ヘルスケアビジネス事業を統括しており、その部門ビジョンは、クラブと地域・市民を最前線でつなぐ「365日のまちクラブ」を体現する存在へということでした。主な活動内容は、①スポーツ事業、②健康事業、③文化事業、④まちとのつながり強化、⑤SDGsであり、その手法としては行政浸透と民間連携を重視しているとのことでした。そして、サッカークラブの地域貢献活動といえば、主にトップチームの勝利・タイトル獲得や、地域イベントへの参加などが知られていますが、フロンターレはそれに加えて、PFI事業や指定管理事業など、ソフトプラスハード、いわゆるまちづくりの段階からいかにコミットしていくかが重要と考え、そのためには、自治体との良好な関係、市民からの理解と協力が不可欠となるが、それを醸成していくのが「かわさきフロンタウン構想」であると説明がありました。
 次に広報の責任者の岡本氏から、まず広報の業務の内容を、社外向け広報(メディア・取材対応、オウンドメディア運営、紙媒体・広告制作、応援番組監修)と社内向け広報(新聞掲載・テレビ放映データ共有、選手加入・移籍情報共有、写真・プロパティ管理)と整理され、フロンターレの沿革に言及しつつ、オウンドメディア(SNS)の運用などについてご説明いただきました。X、Instagram、LINE、Facebook、Youtube、TikTokなど一通り運用しており、どれもフォロワー数ランキングでは、Jクラブの中で3位以内には入っているとのこと。また、メディア露出においては、サッカーファン以外にもフロンターレのことを知ってほしいので、スポーツ番組以外のテレビ番組への出演なども重視しているとのことでした。

関連リンク

中央大学商学部「プログラム科目」(中央大学公式Webサイト)

 ▷「スポーツ・ビジネス・プログラム」Webページ
 https://www.chuo-u.ac.jp/academics/faculties/commerce/point/program/program_01/