経済学部

経済学部 伊藤篤ゼミの2年生が量子アニーリングアイデアソンで入賞しました

2024年5月25日に開催された、「量子アニーリングアイデアソン」において、伊藤篤ゼミ2年の黒沢勇人さんのアイデアが「革新的アイデア賞」に選ばれました。「量子アニーリング」とは、量子コンピュータの実現方式の一種であり、組み合わせ問題に特化した技術のことです。
このアイデアソンは、日常生活に隠れた組合せ最適化問題に気づき、それをどう解決するかのアイデアをみんなで出し合うために開催されました。ここで「組み合わせ問題」とは、複数の選択肢の中から最適解を発見するというものです。

参加者は20名で、最初に予選として、各自が2~3件のアイデアを出しました。 問題を定義するにあたり、選択肢、目的関数(何を最大化/最小化するのか)、制約条件の3つを明確化することが求められました。
それらのアイデアに対して全員が投票し、得点順に8件が予選を通過しました。 この8件には、黒沢さんのアイデアのほか、伊藤篤ゼミの3年のコクショウさんのアイデア、2023年度卒業の大塚さんのアイデアも選ばれました。

黒沢さんのアイデアは、宅急便の荷物の積み替えの際の組み合わせ問題を、量子アニーリングで高速に解くというものでした。

その後、各自が気に入ったアイデアの下にあつまり、チームを組んでさらにアイデアを磨き、本選を行いました。投票の結果、惜しくも優勝には届きませんでしたが、黒沢さんがチームリーダとなってまとめたアイデアが「革新的アイデア賞」に選ばれました。(表彰されたのは、「優勝」と「革新的アイデア賞」の2件のみ)
参加者は、起業家、企業の研究所の研究員、コンサルタントなどが中心で、受賞はなりませんでしたが、参加した学生には良い刺激になりました。