経済学部

経済学部「海外インターンシップ演習」の授業に、シンガポールからOGがオンライン登壇

2024年6月18日(火)、経済学部の科目「海外インターンシップ演習(担当:松村 みか)」の授業に本学OGがオンライン登壇しました。

世界に目を向けながら中央大学経済学部での4年間を過ごした宮下 麻衣子(みやした まいこ)さん。現在は家族でシンガポールに在住、3人の子を育てながら株式会社リバネスのシンガポール子会社であるLeave a Nest SIngaporeでの海外支店のグループ環境開発バックオフィス統括を務める傍らで、東南アジアのベンチャー支援・日本からの進出の支援も行っているエネルギッシュな方です。
この日は自身のキャリアの変遷を振り返りながら、その時々の悩みと乗り越え方を学生たちに教えてくださいました。

20代は自身も職場も不確定要素ばかりの中でキャリアについて悩み続けたという宮下さんが、「会社に振り回されず自分でキャリアを創る」という考えに触れ、社労士の資格を取得したのが30歳でした。独立して事務所も立ち上げ順調だった中、突然決まった夫の海外駐在。帯同してシンガポール移住の道を選んだものの、事務所をたたむときはかなりのショック・敗北感があったと言います。

しかし、コロナによるロックダウンを経て動き始めたシンガポールで、株式会社リバネスという「ワクワクできる仕事に出会った」ことでキャリアに思いがけない飛躍がありました。今では家族ビザから就労ビザに切り替え、将来的に海外進出をしたいスタートアップ、中小企業向けバックオフィス立上サービス事業海外労務コンサル事業を計画するなど、新しい挑戦をしているキャリアを築いている最中ということです。

質問タイムではシンガポールでの生活面を始め、子どもの英語・現地語の習熟度に至るまでさまざまな事柄にお答えくださり、学生のキャリア形成に大きなヒントをくださいました。「武器は走りながら拾う」というメッセージが印象的でした。