国際経営学部

【国際経営学部】広告文案演習(担当:飯田朝子)が、日本ネーミング協会とコラボレーション授業を行いました

日本ネーミング協会の理事・会員が開催する月例研究会(ね月会)と国際経営学部の特別演習A(広告文案演習)とのコラボレーション授業が実現しました。日本ネーミング協会は2018年に設立され、ネーミングの「重要性」を広く社会へ発信し産業の発展に寄与することを目的とした団体で、毎年12月に日本ネーミング大賞を主催しています。

6月25日(火)4時限目の授業では、1~4年の履修生たちは日本ネーミング協会から与えられた課題に取り組み、その成果を発表しました。今回の課題は「ドラッグストアで販売されている商品の中から1つ選び『自分たちだったらもっと良いネーミングにする』と思うものを、各グループで1つ選び、リ・ネーミング(改名)の提案をする」というものでした。

リ・ネーミングにあたり、学生たちは、実際にドラッグストアを訪れて商品棚やディスプレイ、競合商品を確認するフィールドワークを行い、それぞれが気になる菓子、ミネラルウォーター、衛生用品、健康食品などを選定。どのようにリ・ネーミングしたら、より商品が魅力的に見えるか、消費者とのコミュニケーションが円滑に進むかを話し合い、提案をスライドにまとめました。

日本ネーミング協会会員で、有名な商品やブランドのネーミングを手掛ける方々とオンラインで繋ぎ、履修生たちが商品のリ・ネーミングのプレゼンを行いました。

コラボレーション授業では、多摩キャンパスの教室と日本ネーミング協会の会員の7地点をWebexで中継。各グループの提案に対し、多彩なバックグラウンドを持つ専門家から様々な視点や知識を授けられ、商標登録、ブランディング、ライバル商品の研究といった点で注意すべきことを多角的に指導してもらいました。

日本ネーミング協会会長・岩永嘉弘さんは、「商品のネーミングには、文字だけでなく音も大切。口に出した時、覚えやすいか、商品の特長をいかに具体的にイメージさせ易いかが重要なポイント」とのアドバイスを頂きました。食品のネーミングに詳しい「なるみ物産」の内田文さんは食品業界の内情も紹介しつつ「若い現役大学生の発想はみずみずしく、前向きなエネルギーにあふれていました」と感想を述べました。

普段何気なく買い物をしているドラッグストアですが、こんなにも多くの商品ネーミングの工夫や改善点があることを知って、履修生たちは感心することばかり。ここで学んだ知識と経験は、新たな企画などを立ち上げたり、新商品を開発する際に大いに役立つものとなるでしょう。

国際経営学部では、今後もクリエイティブな経験を通じて、知識と実践力のある人材を育成する授業を展開してまいります。