総合政策学部

【総合政策学部】1期生の和栗百恵氏が新入生に向けて特別講演会を行いました

5月15日(水)3時限目「総合政策概論」(堤和通教授担当)にて、卒業生特別講師として和栗百恵氏(1期生・福岡女子大学准教授)が登壇しました。

「『変な、いろんな、新しい、きつい、無秩序な、おもしろい、狭い、大変な、だらだらした、親しい』総政 大学生のリーダーシップ開発」という演題で、Active Poll集計や教壇を降りての受講生との質疑を交え、熱く語ってくださいました。
ご自身の経験として、高校時代のバングラデシュでのワークキャンプ参加、学部生時代の多彩な同期生、多分野の教員と熱心な職員、視界を広げる学問領域との出会い、学部卒業後のスタンフォード大学大学院進学、紛争下にあったスリランカでの国際協力から現在の研究教育職に就くまでの歩みを話されました。
総合政策学部で学んだこととして、消費者でなく新しいものを動きながらつくるありよう、自己完結せずに、未知の価値観に自身を開くことと、専門でないことを口実にせずに、専門分野を架橋する構えを挙げられ、自分を通して「中大総政スピリット」を社会に還元していくことがご自身の生き方であると話されました。
和栗さんご専門のリーダーシップ開発については、現在、リーダーシップは共にポジティブな変化を成し遂げようとする関係性と倫理性を意味するものとされていること、加えて、リーダーシップ教育が本来の姿を整える上で、クリティカル・シンキングが肝要であり、その点で、各自の捉え方を捉えかえすことを説くエリスの理論が注目されることを解説されました。
エネルギー溢れる講義後には、多くの学生が先生の周りに集まり、感動と感謝の言葉を、中には涙して、伝えていました。

和栗百恵氏略歴:中央大学総合政策学部卒業(1期生)現在は、公立大学法人福岡女子大学准教授