ロースクール

ラオス人民民主共和国の裁判官等20名が本法科大学院にて研修を実施

2024年06月06日

 中央大学法科大学院では、2024年6月4日(火)、ラオス人民民主共和国より最高人民裁判所判事を含む裁判官等20名を駿河台キャンパスにお迎えし、小林明彦法務研究科長、河谷清文法務研究科教授ほか本学教員による日本の法曹養成制度に関する研修などを行いました。

 法務省及び独立行政法人国際協力機構(JICA)は、ラオス人民民主共和国の関係4機関(ラオス国立大学、司法省、最高人民検察院及び最高人民裁判所)と、質の高い法律実務家を養成する能力を身に付けることを目標とした「法の支配発展促進プロジェクト」を実施しています。
 今回、当該プロジェクトに参画している井田良法務研究科教授に依頼があり、本法科大学院での研修が実現しました。
 
 ラオス人民民主共和国の裁判官等一行は駿河台キャンパスにて、授業見学のほか、裁判員裁判に対応した模擬法廷や自習室など諸施設を視察しました。その後、日本とラオス人民民主共和国の裁判制度について、小林明彦法務研究科長、井田良法務研究科教授、同じく同国の民事法整備支援に携わっている山田八千子法務研究科教授らとの間で懇談が行われました。
 一行は我が国の法制度について高い関心を寄せており、活発な意見が交わされました。
 今回の交流にとどまらず、今後の関係も積極的に継続・発展することが期待されます。