Faculty of Economics
経済学部

多摩キャンパス

経済学科/経済情報システム学科/国際経済学科/公共・環境経済学科

DATA

学生数
男子3,199名 女子1,455名
早期卒業制度
あり

理論と実践で経済の仕組みを学び
思考力と国際的視野をもつ経済人を目指す

経済学は社会と密接に結びついており、現実の経済現象を把握するためには、専門知識のみならず学際的な幅広い知識が必要とされます。
こうした知識や思考力、コミュニケーション能力を備えた人材を育てます。

高校生も授業を受けられる!「科目等履修生制度(+高大接続入試制度)」

経済活動の発展・多様化に対応する4学科と8つのクラスター

高校生が大学の学びを体感し、将来の学部選択に役立ててもらうことを目的とした制度で、経済学部では「経済入門」の授業を受けることができます。授業の成績は特別入試「高大接続入学試験」の出願資格のひとつに認められています。
また、中央大学経済学部に入学した場合、本学部の卒業単位として認定されます。

  • 大堀 陽和
    公共・環境経済学科 2年
    神奈川県立横浜国際高等学校 出身
制度を利用してよかったことは?
大学生と議論したり、先生からアドバイスをもらったり、入学後のイメージを掴むことができた点です。また、経済学の基礎知識を学び、現実に応用して政策を考える経験は、専門書だけでは得られない知識を得る機会となり、入学後もその知識が活かされています。
これからの目標や夢を教えてください
将来的に労働政策の研究やその補佐を行う仕事に就きたいと考えています。具体的には、女性や性的マイノリティなど、企業において弱い立場にある人びとがどのように権利を主張すればよいのかを経済的な面から研究することが目標です。
後輩へのアドバイスをお願いします
経済学部は学ぶ意欲がある人にぴったりの学部。奨学金やキャリア支援はもちろん、活躍をアピールできる場があります。多種多様なゼミナールは同世代と切磋琢磨しながら学べる環境です。受験期も大学入学後も、自分の興味を追求し、積極的に行動してください!

学びの特徴

経済活動の発展・多様化に対応する4学科と8つのクラスター

各学科に、特定の分野を重点的かつ系統的に学修することを目的に構成した科目群(クラスター)を設置。興味・関心、将来の進路に合わせて学びを深めます。

※クラスターとは、特定の分野を重点的かつ系統的に学修することを目的に構成した科目群のこと。1年次では学科全体の基礎を学びつつ個々にテーマを模索、2・3年次からはクラスターを選択し、より高度な専門性を追究します。

経済活動の発展・多様化に対応する4学科と8つのクラスター

幅広い分野で専門性を養う約50のゼミナール

身につけた知識を基礎として、少人数グループによる議論や実地調査を繰り返して学生主体で結論を導きます。経済学関連の諸分野から総合教育、行政、外国語、健康・スポーツまで、広い分野のゼミが開講されています。

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自立した社会人・職業人を目指すキャリア教育

「ビジネス・プロジェクト講座」

企業で活躍するビジネスパーソンから与えられた実践的な課題に対して、企画立案から実施計画、収支予想まで行いプレゼンテーションをします。1年次の入学して間もない時期から企業活動に触れることで、現実のビジネスに通じる基礎力が身につきます。

「国内インターンシップ」

金融、メーカーをはじめとする多彩な民間インターンシップに加え、地方自治体との連携にも力を入れています。学生のU・Iターン志向の高まりに応えるもので、本学周辺の自治体を中心に派遣者数が着実に増加。早い段階から業種や職種への適性を判断し、的確な選択ができるよう支援を行っています。

経済学部独自のプログラムを展開 グローバル人材育成

「グローバル・リーダーズ・プログラム」

社会に出てグローバルに活躍できる能力を備えた学生を養成するプログラムです。ゼミを通して世界の各地域における環境問題やさまざまな課題について分析・研究。その中で学生自身が自らの役割を理解し、かつ果たしながら、リーダーとしての基礎力とセンスを養います。

「海外インターンシップ」

在学中に実際の企業で就業体験ができるインターンシップ。多様なコースを開講しており、海外の現地企業、日系企業も選択可能。語学力だけでなく、英語でのプレゼンテーションやディベートの能力、国際的ビジネスマナーや海外勤務への適応能力を授業の中で身につけることができます。

「グローカル・フィールド・スタディーズ」

主体的に考え、行動する力を持った地球規模で活躍できる人材の養成を目指します。ゼミと同時に履修し、実際に研究対象とする現場へ出向き実地調査を行います。ゼミでの事前・事後学習と合わせ、研究活動を効果的に展開します。

卒業後の主な進路

■主な就職先(上位30企業・機関)
りそなホールディングス/みずほフィナンシャルグループ/ジェーシービー/伊藤忠テクノソリューションズ/レバレジーズ/中央労働金庫/NECソリューションイノベータ/東京都庁/太陽生命保険/国税庁/東京海上日動火災保険/商工組合中央金庫/富士フイルムビジネスイノベーションジャパン/SMBC日興証券/キーエンス/中野区役所/さいたま市役所/ニトリ/第一生命保険/阪和興業/SHIFT/日産自動車/ベイカレント・コンサルティング/埼玉県庁/大和証券グループ本社/日本生命保険/神奈川県庁/三井住友銀行/パナソニックホールディングス/茨城県庁
■主な進学先
中央大学大学院/一橋大学大学院/早稲田大学大学院/青山学院大学大学院 他

目指せる資格

公認会計士/不動産鑑定士/ファイナンシャル・プランナー/証券アナリスト/税理士/宅地建物取引士/中小企業診断士/教員免許(※国際経済学科には教職課程は設置していません) など

進路グラフ
2023年度就職決定者数
939名※
2023年度進学者数
25

※就職決定者数は、文部科学省の学校基本調査における「就職者」定義に準拠。

学科紹介

経済学科 Department of Economics

経済および経済学を幅広く学び、様々な可能性にチャレンジする。

複雑化した経済の動きを分析するとともに、問題解決に向けた政策提言ができる人材を育成します。経済および経済学を総合的に学修する「経済総合クラスター」、「人」を中心にバランスの取れた経済・社会・環境と人間の関わり方を探究する「ヒューマンエコノミークラスター」を設けています。

[ゼミのテーマ例]

現代の資本主義と日本経済について考える ― 理論的・実証的アプローチ/経済問題を経済学の歴史から考える/現代経済とミクロ・マクロ経済学/経済政策立案の試み:EBPM(Evidence- based policy making、証拠に基づく政策立案)の実践

経済情報システム学科 Department of Economic Systems and Information Analysis

企業や経営を学び、それに関連する資格取得を目指す。

企業や地域経済の成長についての経済学的研究と、情報科学・情報処理技術の学びを一体化し、企業や地域を担う人材を育成します。現代経済システムを企業の視点と国民経済・地域経済の視点から総合的に学ぶ「企業経済クラスター」、柔軟な分析能力と企業の現場で要求される実践的な知識の修得を目指す「経済情報クラスター」を設けています。

[ゼミのテーマ例]

日本の社会経済に関する統計データ分析/ ICTの社会応用/ゲーム理論、行動経済学と比較制度分析の視点/データ分析を通じて地域の課題を考える

国際経済学科 Department of International Economics

将来、世界を舞台に活躍するグローバル人材になる。

国境を超えた経済活動、世界の貧困削減や経済開発の諸問題などを学び、グローバルに活躍できる人材を育成します。経済活動を生産・流通面と金融面に分けて学び、国際経済政策・地域経済・経済統合などを学修する「貿易・国際金融クラスター」、国際経済学と世界経済論を基礎として、様々なアプローチでアジア・アフリカの経済開発を学ぶ「経済開発クラスター」を設けています。

[ゼミのテーマ例]

グローバル経済における経済政策/国際貿易と多国籍企業に関する諸問題/発展途上国の経済・社会を学ぼう!/中国経済の研究―日本経済との比較を通 じてー

公共・環境経済学科 Department of Public and Environmental Economics

公務員として、あるいはNGO・NPOで活動する。

国、地方公共団体、NGO・NPOなどに焦点を当て、安全、福祉、教育、環境などを学び、公務員として活躍、あるいは環境政策を提言できる人材を育成します。社会経済問題に直面する際の的確な問題設定、問題解決手段の提示、実践的応用を学ぶ「公共クラスター」、環境問題の把握・対処法や環境政策のあり方を理論的・実証的に学ぶ「環境クラスター」を設けています。

[ゼミのテーマ例]

現代社会における労働と生活/地球環境問題の科学/公共経済学の観点から、社会問題を解明し、適正なルール(制度)を提案する/環境会計の考え方を用いて、林業および木材関連産業の活性化をビジネスプランとして具体化させる