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附属横浜中学校で「働くってどんなこと?」を実施しました。

6月15日(土)、中央大学附属横浜中学校において、「中央大学と附属学校との教育連携プラン」の共通講座である「働くってどんなこと?(中学2年生対象)」を実施しました。
 本講座は、「働く」がテーマです。社会で働く人々がどういった仕事を通じて社会に貢献し、どのような思いで日々奮闘しているのか、また学生時代にはどんなことを考えて、何をきっかけに今の職業に就くに至ったのか、など広い視点で具体的な話を「直接」聞き、感じることで、将来の自分がなる「社会人」のイメージの解像度を上げ、これからの学修や課外活動と将来との結びつきを意識するきっかけとすることを目的としています。

 附属横浜中学校の武道場に、中央大学のOB・OGであり現在社会人として活躍する2名の講師をお招きし、緊張感ある雰囲気で講演はスタートしました。

企業のスケールの大きさに興味津々

 前半は講師が就く職業の紹介、社会における役割、自分が担う仕事、働き方など自分の経験談を交えながら説明がなされました。

「企業の専門医」として紹介されたコンサルティング会社のスケール感のある仕事や、生徒の日常にも深い結びつきを見せる、総合電機メーカーの技術研究職の仕事の社会的意義や面白さに加えて、講師の学生時代のエピソードなど、遠いようで近い存在である若手OB・OGのお話に対して、生徒は目を輝かせていました。

ディスカッションタイムでは生徒にマイクが回る場面も

 後半は質疑・ディスカッションタイムを行いました。タブレットで配布した電子質問フォームに生徒が多数の質問を寄せ、講師から回答を行ったり、生徒に逆質問をする形で、約40分程度、双方向のコミュニケーションを図りました。

 生徒からは「仕事のやりがいや大変なことはなんですか?」「大学で学んだことは仕事で生かされていますか?」「機械に弱いのですが、電機メーカーに就職はできますか?」といった働くことに対する率直な疑問から、「進学した学部はどうやって選んだんですか?」「どうして中央大学に進学したのですか?」「情報系の学部にあこがれていますが、やっておいた方がいいことはありますか?」「理工学部は女子学生は少ないですか?」といった、講師の大学(学部)選びにフォーカスした質問も寄せられました。

講師の経験談にところどころ感嘆の声も

 生徒が自分で挙手して発言をする場面では、「職場はホワイトですか?」といった率直な質問も。これに対して講師から「どういう会社がブラックだと思う?」と逆質問も講師からなされ、それぞれの働き方や仕事への想いによって、会社や働き方への考え方は違うことも示唆され、生徒にとって大きな学びの機会となりました。

講演を聞いた生徒からは

・「小さい頃から働きたかったところで働く、というのは難しいことだと思いました。でも、今が大変だけれど充実しているというようなお話を聞いて、自分がしたいことが出来る会社に行きたいという思いがさらに深まりました。」

・「自分が将来何をするかはわからないが、今のうちに総合的に勉強をして将来への糧としていきたい。また、部活なども全力で取り組み厳しいことや人間関係の築き方など人間の根本的なことなども学んでいきたい。」

・「(働くとは)自分が達成したい目標に向かって頑張ることだと思った。もちろんお金を稼ぐという目的も一部あると思うが、それ以上に、仲間に自分の意見を言い、沢山の意見の中から決めた一つの目標に向かってみんなで頑張って達成することだと思う。」

・「大変なこともあるけれど、働くことで色んな人と繋がったり、その仕事ならではの楽しさを見いだすことができると思った。また、間接的かもしれないが、自分が働くことで世の中を少しでもより良く変えていけることを知った。」

といった感想が寄せられました。

 

本講演では、以下の企業に所属するOB・OGに協力をいただきました。

・アビームコンサルティング株式会社

・三菱電機株式会社

 中央大学では、総合学園構想を推進するべく、2022年度より「中央大学と附属学校との教育連携プログラム」を開始しています。