保健体育研究所

アスリート・アントラージュ研究班

研究概要

スポーツ科学の複合領域性を生かして、大学生アスリートへの様々な支援の在り方について多角的に調査・研究し、制度設計や各部への還元を主眼とした研究を展開する。
当初は、大学生女性アスリートへの支援や、アカデミックサポート、デュアルキャリア等についての検証を進める。

2024年度研究計画概要

90年代後半の設立以来、サッカーなどの間欠的な運動の生理負荷分析と、学生アスリートの競技力向上・コンディショニングに関する研究、測定、サポートを実施してきた。
現在も継続中の研究課題は以下の通りである。

①心拍変動(心拍間隔の揺らぎ)解析による自律神経機能、特に副交感神経神経機能をバイオマーカーとしてコンディションの指標とする試み

②女性アスリートのキャリア形成に関する調査・研究

③体育連盟傘下の大学生アスリートへの支援対策の策定(新規研究班への移行)

過年度研究活動報告

2023年度

①研究成果発表
第7回臨床自律神経機能Forum(心拍変動解析による自律神経機能評価の未来)にて発表「大学生の安静時心拍数・心拍変動をコンディション評価に活かす」

【日程】2023年11月18日

【会場】川崎産業振興会館展示場

②国内調査
「女性アスリートのセカンドキャリアと大学時代の競技・学習環境について」本学女子一流選手(OG)と一般人を対象としたアンケート調査を実施した。(2023年1月〜3月)

③継続課題
客員研究員と外部トレーナーとの本学各部会のトレーナー活動に関する報告・意見交換会を実施した。(2023年2月)
2024年中に勉強会開催の方向を決定した。

2022年度

1)きりつ名人を中心とした心拍変動による自律神経評価の過去データ検証とまとめ
保健体育研究所紀要研究資料として投稿中)

2)アスリートの支援(特に大学年代の女性アスリート)とキャリア支援に関する調査・研究

  1. 2023年1月〜2月 本学女子陸上競技部OGへの聞き取り調査
  2. 大学時代運動部所属の社会人を対象としたWEB調査の実施

3)研究会・学会参加等

  1. 2022年9月21日〜9月23日 日本体力医学会参加(オンライン開催)
  2. 2022年11月12日〜11月13日 臨床スポーツ医学会大会(ロイトンホテル札幌)
  3. 2021年11月19日

第6回 臨床自律神経機能Forum 「心拍の追求他」(川崎市産業振興会館)

  1. 2023年1月〜3月WEB調査についてのMTG(社会情報専攻協力教員オンライン含、複数回)

2021年度

1)2021年3月18日〜6月中旬女子陸上競技部、長距離部門選手と指導者に対する栄養学的視点からのレクチャー開催

2)3月18日以降、部員希望者5名に対する栄養サポート(食事調査とLINEによるアドバイス)
(12月の全国大会まで実施予定であったが、担当研究協力者の事故、入院と、その後のコロナ禍での練習中断後、研究協力者の勤務先事情により継続が不可、成果を検証に至らなかった)

3)2021年3月23日 WEB調査の方法についてのMTG(社会学専攻教員との研究MTG)

4)ウェラブルセンサーKnowsの検証(実施中)

3.研究会・学会参加等

主催:臨床自律神経機能Forum 事務局

日程:2021年8月28日他
(オンライン開催:視聴後日)

テーマ:今だから心拍変動解析セミナー「呼吸と心拍変動解析」

講師:早野順一郎(名古屋大学名誉教授)

主催:日本体力医学会

日程:2021年9月17〜19日
(オンライン開催:視聴後日)