保健体育研究所

スポーツ認知・心理研究班

研究概要

本研究班では、スポーツ実施時の視野、注視点に関するデータ分析や、勝利と選手成長の両立を実現するコーチに共通する指導要素の観察調査、トップスプリンターのランニングパフォーマンス向上のためのコーチング分析を各研究員にて実施している。
今後は、ウェアラブルセンサーを活用したスポーツ時やパフォーマンス前の心身の情報の計測とテキストマイニングの手法を利用した関連性の調査や、競技パフォーマンスと、ウエイトトレーニングの意識の関係性についても調査・測定を実施する予定である。

2024年度研究計画概要

  1. ウェアラブルセンサーを使用したスポーツ時やパフォーマンス前の心身の状態の計測をする。
  2. スポーツ実施時の視野、注視点に関する研究と、ウエイトトレーニング中の意識に関する調査をする。
  3. トレーニング効果の検証をフォーム分析、テキストマイニングの手法を使って調査をする。
  4. 勝利と選手成長の両立を実現するコーチに共通する指導要素の観察調査をする。
  5. テキストマイニングの手法を利用したトップスプリンターのランニングパフォーマンス分析をする。

過年度研究活動報告

2023年度

【日時】2023年4月

【場所】多摩キャンパス第一体育館

【内容】前方に押すスポーツパフォーマンスと、特異性の法則に基づいたウエイトトレーニングの意識の関係性について、両足・片足での筋力発揮時の最大挙上重量の測定を実施した。

【日時】2023年6月4日、9月6日、2024年3月8日

【場所】オンラインミーティング

【内容】NMNによるコンディショニングに及ぼす影響(バイオデータと主観的評価の相関)調査に関する打合せ

【日時】2023年10月1日

【場所】中央大学ボート部合宿所(戸田公園)

【内容】NMNによるコンディショニングに及ぼす影響(バイオデータと主観的評価の相関)調査説明会

【日時】2023年10月4日~12月19日

【場所】中央大学ボート部合宿所(戸田公園)

【内容】NMNによるコンディショニングに及ぼす影響(バイオデータと主観的評価の相関)調査

【日時】日時:2024年3月15日~3月17日

【場所】場所:カムイスキーリンクススキー場

【内容】スノースポーツ実施時における、感情分析装置、ウェアラブルデバイスを用いたデータ取集、心拍変動に関する調査

2022年度

■調査

【日時】2022年4月~8月 隔週日曜日に継続実施

【場所】多摩キャンパス第一体育館トレーニング室

【調査内容】前方に押すスポーツパフォーマンスと、特異性の法則に基づいたウエイトトレーニングの意識の関係性について両足・片足での筋力発揮時の最大挙上重量の測定を実施。

【日時】2022年9月6日~9月8日

【場所】沖縄県石垣島

【調査内容】学生の合宿授業時、腕時計型ウェアラブル感情分析装置を用いて日常生活やマリンスポーツ活動時の感情データを取得

【日時】2022年9月17日

【場所】ZOZOマリンスタジアム

【調査内容】現役学生による大学スポーツ母校応援観戦時の試合時間中の感情データ計測

【日時】2022年12月11日

【調査内容】今後の調査計画に関するミーティングを実施

【日時】2022年2月19~2月22日

【場所】石打丸山スキー場

【調査内容】眼球運動計測装置アイトラッカーシステムを用いてスキー・スノーボード初心者の注視活動および、瞳孔径の変化、視線を測定し、感情分析装置でのデータも記録した。

2021年度

■研究調査検討会

日程:7月・9月・10月各1回
検討内容:調査計画、研究計画に関するミーティングを実施
 

■調査

日時:2021年7月~10月

調査内容:予備調査として腕時計型ウェアラブル感情分析装置を用いた日常生活やスポーツ観戦時の感情データを取得

日時:2021年11月~2022年3月

調査内容:押すパフォーマンスと、ウエイトトレーニングの意識の関係性について両足での筋力発
揮時の最大挙上重量の測定を実施。

日時:2022年2月

調査内容:トビーテクノロジー社製、眼球運動計測装置TobiiGlassesアイトラッカーシステムを用いて瞳孔径の変化、視線を測定し、スキー初心者の注視活動を記録した。

※他の調査においては、ポジティブ心理学のパフォーマンスへの影響を調査する目的で、勝利と選手成長の両立を実現するコーチに共通する指導要素の観察記録や、主に陸上に関するスプリント能力改善に関するコーチング手法の分析等も予定していたが、上記コロナ事情により、実現に至らなかったり、縮小した状況になった。