研究

学術図書出版助成

制度概要

本学の専任教員または名誉教授の研究成果の発表を助成促進するもので、研究業績、学術的価値の高い外国の古典・文献等の翻訳などで、かつ市販性にとぼしい著作を出版するときの出版経費を補助し、学術の振興および我が国の文化の向上に寄与することを目的としています。

助成対象

本学の専任教員(特任教員・任期制助教を含む)または名誉教授の研究成果(共同研究を含む)で、次のいずれかを対象としています。なお、同一教員が申請できる回数は原則1回で、例外として2回まで認められます

  1. 専門の学問領域におけるすぐれた研究業績
  2. 外国の古典その他の文献で、学術的価値の高いものの翻訳
  3. 古文書、その他の貴重な文献・史資料の翻刻または覆刻
  4. その他1.~3.と同等の学術的価値を有し、出版に値するもの

※博士学位請求論文に係る図書は対象となりません。

申請

助成を受けようとする年度(以下、助成年度)の前年度6月1日から6月30日までに、所定様式「中央大学学術図書出版助成申請書」を作成し、「完全原稿」3部と中央大学出版部作成の「見積書」を添えて研究助成課へ提出してください。
6月30日までに申請書類を準備するためには、遅くとも6月10日までに出版部へ原稿を提出いただく必要がありますので、早めに準備するようにしてください。

【申請に関するお願い】

  1. 提出原稿部数は3部です(原本1部、コピー2部)。
  2. 原稿に必ず詳細な目次(中、小見出し含む)を添付してください。
  3. 原則として縦組で出版する場合は縦書き原稿とし、横組の場合は横書き原稿にしてください。また、欧語の原稿の場合は必ずTypingにしてください。
  4. 既発表論文を転載する場合
    (1)抜き刷りを原稿とする場合は、不要な箇所(活字に組まない部分)を赤で抹消してください。
    (2)転載許可、翻訳権等の問題がある場合は、必ず申請前に中央大学出版部へご相談ください。
    (3)初出一覧を添付してください。
  5. 原稿の記載の仕方について
    (1)用字用語及び仮名遣いを統一してください。
    (2)固有名詞、年月日、地名、人名の整合性を確認してください。
    (3)数字等の表記について統一してください。
    ①漢数字の場合、万、千、百を用いるかどうか
    ②数字の単位は3桁で切るか、また、その併用表記とするかどうか
    ③縦組の場合、十を用いるかどうかを統一してください
    ④年号の表記についても、ご留意ください。 [例]昭和63(1988)年、2011(平成23)年
    (4)単位記号を統一してください。 [例]①パーセント % ②ヘクタール ha ③メートル m
    (5)文献の表記(邦書、洋書、論文とも)を統一してください。
    (6)欧語(文)でイタリックの箇所は、アンダーラインを引いてください。手書きの場合は、活字体で書き、また、大(小)文字等[OoPpWwUuVv/.,/;:]を明確にしてください。
    (7)図および表は別紙とし、本文中に挿入箇所を指示してください。
    (8)行アキ、字下ゲの指示をしてください。
    (9)引用する場合は必ず出典を明記してください。
  6. 原稿作成および判型や体裁については、出版部編集担当者とあらかじめご相談ください。
    問合せ先:中央大学出版部 Tel: 042-674-2352・2357

【審査・決定・助成条件について】

  1. 申請書の提出があったときは、所属は教授会の議を経て審査委員を委嘱し、助成図書審査委員会(以下、委員会)を設けます。
  2. 委員会は、助成年度の前年度の10月初旬までに申請書を審査し、審査結果を所属長に報告します。
  3. 所属長は委員会の審査報告に基づき、教授会に諮って助成図書の候補を決定し、助成年度の前年度10月31日までに当該申請書および委員会の審査報告書を学長に報告します。
  4. 学長は、助成候補について、学部長会議に諮って助成図書・助成金額・発行部数を決定します。
  5. 助成金額は400万以内、発行部数は700部を上限とします(出版経費が助成決定金額を超えた場合、超過額は申請者の負担となります)。
  6. 助成図書の単年度総予算額は1,280万円です(1件分ではなく、全ての案件に対する予算額です)。
  7. 助成図書は中央大学出版部からのみ出版されます。