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ボランティア

【参加者募集】夏休み・能登半島復興支援ボランティア

日程
2024年8月4日~6日
場所
石川県能登半島
日程
2024年8月4日~6日
場所
石川県能登半島
内容

2024年1月1日に発災した「令和6年能登半島地震」では、能登半島の広範囲に甚大な被害が及んでいます。
被災地の復旧・復興は、被災した地域の力だけでは難しく、被災地域外からの災害ボランティアなどの
支援が必要になり、直後だけでなく、長期間にわたる支援が必要とされています。

本学ボランティアセンターでは、これまで3回(3月に2回、5月に1回)現地へ赴きボランティア活動を
実施し、6月17日には、能登半島地震ボランティア報告会を開催しました。
8月の今回は、能登町岩井戸地区黒川のセミナーハウスやまびこを拠点とし、能登町、輪島市、珠洲市
などにも行く予定です。
活動内容としては、農作業、家や集落拠点の片づけを予定しています。
ぜひ若い力を能登に貸してほしいと思いますが、現地ではまだ余震が続いており、現地で求められる
支援ニーズは刻々と変化するため、活動も流動的になります。
現地の状況をご理解のうえ、申し込んでください。


◎日時:2024年8月4日(日)~6日(火)
◎場所:石川県鳳珠郡能登町、珠洲市、輪島市(予定)
◎宿泊:黒川温泉セミナーハウスやまびこ
◎募集人数:本学学生15名以内 ※定員を上回る応募があった際は抽選となります
◎活動内容:農作業、被災された方の家や集落拠点の片づけ
 その他、刻々と変化する現地の状況にあわせ、安全な活動に限定して柔軟に対応予定
◎主催:中央大学ボランティアセンター
◎共催:日本財団ボランティアセンター
◎協力:株式会社ぶなの森


◎スケジュール(予定のため、変更する可能性あり):
 1日目 10:00金沢駅集合~バスで移動しながら昼食~12:30現地到着
     ~ボランティアワーク~振り返り
 2日目 ボランティアワーク
 3日目 ボランティアワーク~14:00現地出発~16:30頃金沢駅到着、解散

◎参加条件
・申し込みの前に説明会の動画を必ず視聴すること(6分程度)
録画のリンク: https://chuo-u.webex.com/chuo-u/ldr.php?RCID=8c4e1d5f19a5f9a5635ebaa0d6b0c7e4
パスワード: 4BiDh4PZ

・決定後には、オリエンテーションを必ず受講すること
・親権者の同意を得た「承諾書」を提出すること(メール提出)
・活動後の事後レポートを提出すること
・ボランティア保険へ加入すること(天災プラン)

◎本番までのスケジュール
 7月8日(月)9:00〆切。その日に参加可否をメールにて連絡予定
 7月17日(水)or 18日(木)昼休み オリエンテーション
 ※対面(多摩キャンパス)とオンラインで開催。どちらかに参加必須 
 7月22日(月)17:00承諾書提出〆切

◎服装・持ち物
・長袖長ズボン・着替え…防寒・ケガ防止
・踏み抜き防止インソール・長靴(安全靴)…足元のケガ防止
・レインウェア(上下セパレートのレインウェア)…泥だし、防寒
・マスク、防塵マスク…衛生面や砂塵の吸い込み防止
・ヘルメット…頭部を守る(現地でお借りする)
・ゴーグル…目を守る
・軍手・手袋
・ウェットティッシュ…水道があるとは限らない
・ショルダーバッグやウエストポーチがあると便利

◎キャンセルポリシー
・強い余震など不測の事態が起こった場合、プロジェクト自体のキャンセルもあり得ます。
 大学都合のキャンセルの場合、新幹線のキャンセル料は大学で補助しますが、
 自己都合のキャンセルの場合は個人負担でお願いします。

◎かかる費用について
・自宅から金沢駅までの交通費、食費、ボランティア保険代(加入必須)
・金沢までの交通手段は問いません。
 新幹線利用の場合…7:20東京駅発~9:45金沢駅着 新幹線かがやき503号 14,580円、学割利用で13,084円
 夜行バス利用の場合…6,000~7,000円程度で東京~金沢便あり
※宿泊費、期間中の移動費の負担はありません。協力・日本財団ボランティアセンター


◎申し込みはこちら
https://forms.gle/Ls3Rie68qXiB9X6Y8

 

◎参加学生の声(一部抜粋)

・まず、ボランティアにあたっての心構えについてですが、決して支援する側である私たちがメインなのではなく、私たちは現地の方々のお手伝いをする立場なのだという意識を持ち続けることが非常に重要だと思いました。活動が始まるとついのめりこみそうになってしまいますが、私たちが勝手に良かれと思って何でもすることは相手が求めていることとは限らず、踏み込まれたくない部分にも踏み込みかねないと身をもって感じました。まずは現地の方々の声にじっくりと耳を傾け、こちらの事情を無理に押し付けず、現地の方々の意思を最大限尊重できるように手伝うことが理想的な活動なのだと思いました。私たちのようなボランティアは決して「がんばりましょう‼」と前に立って引っ張る存在ではなく、そっと後ろに立って、現地の方々を支え、必要なときにそっと背中を押すことのできる存在であるべきだと思いました。また、現地の方々が「来てくれてありがとう」と何度もおっしゃってくださったのがとても印象に残っています。直接その方のお手伝いをしたわけではないですが、その方は「来てくれただけで元気をもらえた」とおっしゃってくださいました。直接何かをしたわけではないですが、力になれたのならとても嬉しいですし、一人じゃないのだと感じてくださったのであれば、それだけでも意義のあることだったのではないかと感じ、人と人とのつながりが秘めているパワーやその尊さに心を動かされました。

・あまりたくさんのお家に訪れて手伝いをすることができず、物足りない気持ちや時間の都合上、手をつけることができないお家をみてモヤモヤした気持ちにもなった。しかし地域の方は、たとえ手伝いをしてもらえなくても大学生が自分たちの地域に来ただけで、パワーや元気がもらえる、大学生は、あなたたちが思っている以上に存在感があるし、活力をもらえる存在なんだと話してくださったことで、少し自分に自信がついた。その証拠といえるのかわからないが、他のボランティアメンバーは地域を散策していたところ、地元に住むおじいさんに話しかけられ、ご自宅を見せてもらったそうである。その方は自宅をバーのような感じに改装していて、大学生に地域の様子を知ってもらいたいという気持ちもあったと思うが、自宅に案内して大学生とコミュニケーションをとり、元気になりたいという気持ちもあったのだと思う。

・石川から東京に戻ってきて、依然と変わらない生活をしているとボランティアをしたことやその状況が遠い昔の出来事のように感じられ、途端に自分とは無関係なもののような気がしてくる。私一人の力は微力なもので、また今回のボランティアだけではあまりにも限定的な人にしか援助をできていない。何ら不便なく生活できている今も、被災前のようには生活でいていない人がいて助けを必要としている。まだその熱がある内に次に繋がる行動を起こし、自分の中で風化させずに継続的な支援ができればなと思う。

・このような経験があった後に、被災地のボランティアに行ってきたと周囲に伝えると、第一に「がれきの片づけとかやってきたの?」という言葉を受けることには、若干の戸惑いを覚えるようになりました。確かに間違ってはいないけれど、壊れた家財であろうと建材であろうと、持ち主の生活を支えた一部を捨ててしまうのは気持ちの良いことでは無かったし、何をしてきたかという問いに対しても、一言で言い表せるような体験でもなかったと感じています。一方で、自分自身が被災することへの恐怖心や焦りは少なくなりました。私の住む場所は津波が想定されているため、今まで災害に遭ったことがない身からすると、比較的有形な、家財や自宅を失うことを恐れていました。他意はありませんが、今回出会った能登の皆さんはパワフルな方が多い印象で、上手くは言えないものの、災害への備えと、「命の大切さ」ということの本質を、少しは学ぶことができたと考えています。

・ボランティアの魅力は、参加することによってお土産を沢山得られることだと感じる。どのボランティアに参加しても、毎回新たな発見があり、素晴らしいコミュニティと巡り合え、教養を深められる。そしてその先々で、とても素敵な人たちに出会え、その人を、その地域を好きになれる。そして傲慢ではならないと、自分を律する機会にもなる。ボランティア活動の後は、いつも得るものばかりだと感じ、どこかでお返しをしたいと、このままではtake&take&takeだと思うが、giveの機会を求めて別の場所に行っても、同じことが繰り返されてばかりだ。この感覚を多くの人に得てほしいという思いと、自分で甘い汁を吸っていたいという思いがいつも共存しているが、気づけば無意識のうちに訪れた場所、出会った人、見た景色の宣伝をしてしまっている。今回のボランティアについても、皮肉にも地震がなければ訪れなかったかもしれない地であるにも関わらず本当に魅了されてしまった。こんな景色を見せてくれ、こんな人々に出会わせてくれた地にできることがあれば是非させていただきたいと思えた。

・今回のボランティアに参加することを決めた理由は自分の中でも曖昧で、自分に被災の経験があるわけでも近親者に被災した人がいるわけでもなく、それでもおそらく東日本大震災から少しずつ積もってきたものが限界に達したというのが1番しっくりくる理由だった。それでも、いざ参加したら、あれこれ考えて身構えることなかったのだと思ったし、想像していたボランティア活動とは少し異なっており、誤解を恐れずにいうと大変な作業ばかりではなく楽しい場面もたくさんあった。災害ボランティアというともっとシリアスで精神的にもつらくなるようなものを想像していたしはじめてで緊張もしていたけれど、もちろん今回のようなものだけではないだろうが、あまり身構えてしまわずにまず飛び込んでみるというのも1つの手だと思う。今まで、ボランティアというものに対して、すごい、偉いといったイメージやいつかは自分も参加して誰かの役に立ちたいという思いや興味、その一方でなかなか勇気が出ないしどうやって参加すればいいのか分からない、時間がないといったこじつけのような部分もあり、興味はありながら他人事のように足を遠のけてしまっていたけれど、経験したことで自分にとってのボランティアのハードルがいい意味で低くなった気がしている。

                                                以上